目次
  1. あなたは洗剤の計量で、毎回ストレスを感じていませんか?
  2. 【体験談】洗剤の計量は、私にとって「毎日の小テスト」だった
    1. ◆ 暗算ができない私の日常
    2. ◆ 洗剤パッケージの「呪いの表記」
    3. ◆ 家族に言えなかった「恥ずかしさ」
  3. 【救世主との出会い】洗剤自動投入機能とは?
    1. ◆ 「もう測らなくていい」という衝撃
    2. ◆ 自動投入機能の仕組み(初心者向け解説)
    3. ◆ 主なメーカーと対応機種(2025年最新情報)
  4. 【使い方のコツ】1年使ってわかった「最適解」
    1. ◆ 私が購入したのはパナソニック NA-LX129C
    2. ◆ 実際の使い方(超シンプル)
    3. ◆ 使ってわかった「コツ」3選
  5. 【正直レビュー】デメリットも伝えます
    1. ◆ デメリット1:価格が高い
    2. ◆ デメリット2:タンクの定期清掃が必要
    3. ◆ デメリット3:使えない洗剤がある
    4. ◆ それでも私は「買ってよかった」と断言できる
  6. 【補足】海外の事例と、日本の「見えない障壁」
    1. ◆ アメリカでは「洗剤ポッド」が主流
    2. ◆ 障害者にとっての「小さな壁」
    3. ◆ 「合理的配慮」は自分で作っていい
  7. 【比較検討】他の選択肢も紹介します
    1. ◆ 選択肢1:ジェルボール洗剤を使う
    2. ◆ 選択肢2:計量スプーン付き洗剤に統一する
    3. ◆ 選択肢3:縦型の自動投入モデルを選ぶ
  8. 【読者へのメッセージ】「できない」を責めないで
    1. ◆ 私が10年間、自分を責め続けた話
    2. ◆ 「できない」を認めたら、楽になった
    3. ◆ 「助けて」と言えるようになるまで
  9. まとめ:あなたの「小さな地獄」を、テクノロジーで解決しよう
  10. あなたへの処方箋

あなたは洗剤の計量で、毎回ストレスを感じていませんか?

「洗剤のキャップの目盛り、これで合ってる?」

「水量30Lって書いてあるけど、洗剤は何ml入れればいいの?」

こんな風に、洗濯機の前で固まった経験はありませんか?

結論から言います。

SLD(限局性学習症)で計算が苦手な私にとって、洗剤自動投入機能付き洗濯機は「人生を変えた神家電」でした。大げさじゃなく、本当に毎日の小さな地獄から解放されたんです。

この記事では、計算障害を持つ私が「洗剤の計量」という日常の壁にどれだけ苦しんできたか、そして自動投入機能との出会いでどう救われたかをお話しします。

同じように「こんな簡単なことができない自分」を責めている方へ。あなたは一人じゃありません。


【体験談】洗剤の計量は、私にとって「毎日の小テスト」だった

◆ 暗算ができない私の日常

はじめまして、りゅうぞうです。38歳、妻と子供の3人家族で暮らしています。

私は27歳でASD(自閉スペクトラム症)とSLD(限局性学習症)の診断を受けました。SLDの中でも特に「算数障害(ディスカリキュリア)」の傾向が強く、暗算がとにかく苦手です。

どのくらい苦手かというと——

  • 2桁の足し算でフリーズする(23+48とか、もう無理)
  • 「半分」という概念がパッと出てこない
  • 目盛りを読むのに異常に時間がかかる
  • 「約」「だいたい」という曖昧な量の指示が理解できない

こんな私にとって、洗剤の計量は毎日の「小テスト」でした。しかも、答え合わせができない小テストです。

◆ 洗剤パッケージの「呪いの表記」

洗剤のパッケージには、こんな表記がありますよね。

水量30L → 洗剤25ml 水量45L → 洗剤40ml 水量65L → 洗剤55ml

これ、定型発達の方には「ただの目安表」かもしれません。

でも私には暗号でした。

まず、洗濯機に表示される水量を確認する。次に、パッケージの表を見る。そして対応する量をキャップに入れる。

この3ステップが、絶望的にできない。

なぜなら——

  1. 洗濯機の水量表示を見る
  2. パッケージを見る
  3. さっきの数字を忘れている
  4. また洗濯機を見る
  5. パッケージを見る
  6. どっちがどっちかわからなくなる
  7. 「もういいや、適当に入れよう」
  8. 洗濯物がベタベタ or 泡立たない
  9. 自己嫌悪

この無限ループを、私は10年以上繰り返していました。

◆ 家族に言えなかった「恥ずかしさ」

正直に言うと、妻にもずっと言えませんでした。

「洗剤の量がわからない」なんて、大人として恥ずかしすぎる。小学生でもできることができない自分が情けない。

だから洗濯は極力妻に任せていました。でも子供が生まれて、妻が忙しくなって、私も洗濯をしなければならない場面が増えて。

毎回、洗濯機の前で冷や汗をかいていました。


【救世主との出会い】洗剤自動投入機能とは?

◆ 「もう測らなくていい」という衝撃

2022年、我が家の洗濯機が壊れました。

新しい洗濯機を選ぶとき、家電量販店の店員さんがこう言ったんです。

「最近の機種は、洗剤を自動で投入してくれますよ」

……は?

自動で?

測らなくていいの?

その瞬間、私の頭の中で天使のラッパが鳴りました。(大げさじゃなく、本当にそんな気分でした)

◆ 自動投入機能の仕組み(初心者向け解説)

洗剤自動投入機能とは、こういう仕組みです。

【基本的な流れ】

  1. 洗濯機本体にある専用タンクに、洗剤と柔軟剤をそれぞれ入れておく
  2. 洗濯をスタートすると、洗濯物の量と水量を洗濯機が自動で計測
  3. 適切な量の洗剤を、洗濯機が自動で投入

つまり、私たちがやることは「タンクに補充するだけ」。

計量カップも、キャップの目盛りも、パッケージの早見表も、一切不要になります。

◆ 主なメーカーと対応機種(2025年最新情報)

現在、洗剤自動投入機能を搭載している主なメーカーと機種をまとめました。

メーカー代表的な機種価格帯(税込目安)特徴
パナソニックNA-LXシリーズ約25万〜35万円トリプル自動投入(洗剤・柔軟剤・おしゃれ着洗剤)
日立ビッグドラムシリーズ約20万〜30万円AIお洗濯で最適量を学習
シャープES-X11Bなど約22万〜28万円プラズマクラスター搭載
東芝ZABOON TW-127XP3など約23万〜32万円抗菌ウルトラファインバブル洗浄

※ 価格は2025年1月時点の参考価格です。販売店や時期により変動します。

縦型洗濯機にも自動投入機能付きモデルが増えています。予算や設置スペースに合わせて選べる時代になりました。


【使い方のコツ】1年使ってわかった「最適解」

◆ 私が購入したのはパナソニック NA-LX129C

我が家が選んだのは、パナソニックのドラム式洗濯乾燥機「NA-LX129C」です。

選んだ理由:

  • 洗剤・柔軟剤・おしゃれ着洗剤のトリプル自動投入
  • タンク容量が大きい(洗剤約870ml、柔軟剤約580ml)
  • スマホアプリで残量確認ができる
  • 乾燥まで全自動で完結する

価格は約30万円。正直、高いです。でも、私にとっては「毎日の精神的苦痛からの解放代」だと思って投資しました。

◆ 実際の使い方(超シンプル)

ステップ1:タンクに洗剤を入れる(月1〜2回)

タンクの蓋を開けて、洗剤のボトルから直接注ぐだけ。目盛りもあるけど、満タンまで入れておけばOK。

ステップ2:洗濯物を入れてスタートボタンを押す

これだけ。本当にこれだけです。

洗濯機が勝手に洗濯物の量を測って、勝手に適量の洗剤を入れて、勝手に洗ってくれます。

「私、何もしてない……」

最初の1週間は、あまりの楽さに逆に不安になりました。

◆ 使ってわかった「コツ」3選

1年使い込んでわかった、さらに快適に使うコツをお伝えします。

【コツ1】詰め替え用の大容量パックを買う

自動投入機能を使うと、洗剤の消費が一定になります。我が家では詰め替え用の特大パック(1500ml〜2000ml)をまとめ買いしています。補充回数が減って、さらに楽になりました。

【コツ2】スマホアプリと連携する

パナソニックの「スマホで洗濯」アプリを使うと、洗剤残量がスマホで確認できます。「あ、そろそろ補充しなきゃ」が外出先でわかるので、買い忘れがなくなりました。

【コツ3】おしゃれ着洗剤タンクの活用

我が家では3つ目のタンクに「酸素系漂白剤」を入れています。メーカー推奨外の使い方なので自己責任ですが、ニオイが気になる洗濯物のときに自動で漂白剤が入るのは便利です。


【正直レビュー】デメリットも伝えます

良いことばかり書いてきましたが、デメリットもあります。正直にお伝えします。

◆ デメリット1:価格が高い

自動投入機能付きの洗濯機は、最低でも15万円〜。ドラム式で乾燥機能もつけると25万〜35万円が相場です。

気軽に買える金額ではありません。

◆ デメリット2:タンクの定期清掃が必要

月1回程度、タンクを取り外して洗う必要があります。洗剤が固まったり、カビが生えたりするのを防ぐためです。

ただ、これも「毎回の計量地獄」に比べたら全然マシです。

◆ デメリット3:使えない洗剤がある

粘度が高すぎる洗剤や、一部の特殊な洗剤は自動投入に対応していない場合があります。購入前にメーカーの対応洗剤リストを確認しましょう。

◆ それでも私は「買ってよかった」と断言できる

デメリットを差し引いても、この1年間で「洗剤の量を間違えた」というストレスがゼロになったという事実は揺るぎません。

毎日の小さな苦痛がなくなることの価値は、お金では測れないと思っています。

【補足】海外の事例と、日本の「見えない障壁」

◆ アメリカでは「洗剤ポッド」が主流

海外、特にアメリカでは、計量不要の「洗剤ポッド(ジェルボール)」が広く普及しています。1回分ずつ個包装されていて、そのまま洗濯機に放り込むだけ。

日本でも「アリエール ジェルボール」などが販売されていますが、コストが割高になるため、普及率はまだ低めです。

◆ 障害者にとっての「小さな壁」

洗剤の計量という「些細なこと」で困っている障害者は、実はたくさんいます。

でも、「そんなこともできないの?」と言われるのが怖くて、声を上げられない人が多いのが現実です。

私自身、このブログを書くまで「洗剤の計量が苦手」なんて恥ずかしくて誰にも言えませんでした。

◆ 「合理的配慮」は自分で作っていい

2024年4月から、民間事業者にも「合理的配慮の提供」が義務化されました。

合理的配慮(ごうりてきはいりょ)とは: 障害のある人が、障害のない人と同じようにサービスを受けたり、活動に参加したりできるように、過度な負担にならない範囲で調整や変更を行うことです。

でも、家庭の中での困難には、誰も合理的配慮を提供してくれません。

だから私は思うんです。

「自分で自分に合理的配慮を与えていい」と。

洗剤自動投入機能付き洗濯機は、私にとっての「セルフ合理的配慮」です。計算できない自分を責めるのではなく、計算しなくていい環境を自分で作る。それは「逃げ」ではなく「戦略」だと、今なら胸を張って言えます。


【比較検討】他の選択肢も紹介します

「30万円の洗濯機はさすがに無理……」という方もいらっしゃると思います。

そこで、計量のストレスを減らす他の選択肢も紹介します。

◆ 選択肢1:ジェルボール洗剤を使う

メリット:

  • 初期費用ゼロ
  • 1個入れるだけなので計量不要
  • 今すぐ始められる

デメリット:

  • 1回あたりのコストが液体洗剤の約2〜3倍
  • 少量の洗濯には不向き(1個が標準量のため)
  • 子供の誤飲事故に注意が必要

コスト目安:

  • ジェルボール:1回約25〜35円
  • 液体洗剤:1回約10〜15円

年間で考えると、毎日洗濯する家庭では約5,000〜7,000円の差になります。

◆ 選択肢2:計量スプーン付き洗剤に統一する

最近は、キャップではなく「計量スプーン」付きの洗剤も増えています。スプーンすりきり1杯、という指示なら、目盛りを読むより簡単です。

おすすめ製品:

  • 「アタックZERO」(花王):ワンプッシュで適量が出る
  • 「トップ クリアリキッド」(ライオン):計量スプーン付き

◆ 選択肢3:縦型の自動投入モデルを選ぶ

ドラム式より縦型の方が価格が抑えられます。

縦型で自動投入機能付きの代表機種:

メーカー機種価格目安
パナソニックNA-FA12V3約15万〜18万円
日立BW-DX100K約14万〜17万円
シャープES-PW11H約13万〜16万円

ドラム式の半額程度で自動投入機能が手に入ります。乾燥機能は控えめですが、「まずは洗剤の計量から解放されたい」という方にはおすすめです。


【読者へのメッセージ】「できない」を責めないで

◆ 私が10年間、自分を責め続けた話

27歳で診断を受けるまで、私は「できない自分」をずっと責め続けていました。

洗剤の計量なんて、小学生でもできること。それができない自分は、人間として欠陥品なんだと。

でも、診断を受けて気づいたんです。

私の脳は、計算を処理する回路が人と違うだけ。

努力が足りないわけでも、怠けているわけでもない。ただ、脳の設計図が違うだけなんだと。

◆ 「できない」を認めたら、楽になった

「計算ができない」と認めた瞬間、世界が変わりました。

  • 計算しなくていい方法を探せばいい
  • 苦手なことは道具に頼ればいい
  • 自分を責めるエネルギーを、解決策を探すエネルギーに変えればいい

そう思えるようになってから、人生が一気に楽になりました。

◆ 「助けて」と言えるようになるまで

最初は、妻にも言えませんでした。

「こんなこともできないの?」と言われるのが怖かったから。

でも、ある日思い切って伝えたんです。

**「実は、洗剤の量を測るのがすごく苦手なんだ」**と。

妻の反応は、拍子抜けするほどあっさりしていました。

「じゃあ、自動で入れてくれる洗濯機買おうか」

それだけ。責められることも、馬鹿にされることもなかった。

私が10年間抱えていた恥ずかしさは、たった一言で溶けてしまいました。


まとめ:あなたの「小さな地獄」を、テクノロジーで解決しよう

最後に、この記事のポイントをまとめます。

【この記事の要点】

  • 洗剤自動投入機能は、計算が苦手な人にとって「神機能」
  • 毎回の計量ストレスから完全に解放される
  • 価格は15万〜35万円と高めだが、QOL向上への投資と考える
  • ジェルボールや縦型モデルなど、予算に応じた選択肢もある
  • 「できない自分」を責めず、「できる環境」を作ることが大切

【りゅうぞうの結論】

障害があっても、人生は攻略できます。

ゲームで強い敵に勝てないとき、レベル上げをするか、強い武器を手に入れるか、仲間を増やすか、戦略を変えますよね。

人生も同じです。

苦手なことを無理に克服しようとするのではなく、苦手をカバーしてくれる「武器」を手に入れる。

洗剤自動投入洗濯機は、私にとって最強の武器の一つになりました。


あなたへの処方箋

もし今、「こんな簡単なこともできない」と自分を責めているなら。

その「簡単なこと」は、あなたにとっては簡単じゃない。

それを認めることから、始めてみませんか。

そして、テクノロジーの力を借りることを、恥ずかしいと思わないでください。

眼鏡をかけることを恥ずかしいと思う人がいないように、洗剤自動投入洗濯機を使うことも、何も恥ずかしいことではありません。

あなたは、あなたのままで大丈夫。

不器用な私ですが、このブログがあなたの「暮らしの攻略本」になれたら嬉しいです。

また次の記事でお会いしましょう。

りゅうぞう