今日は、愛用のシープスキンコートのお手入れについて、15年の経験から得たコツをお伝えします。
実は先日、妻の10年物のお気に入りシープスキンコートが wine をこぼしてしまうアクシデントがありました。クリーニング店に出すと5,000円以上かかると言われ、「なんとか自分で何とかできないか?」と挑戦したところ、見事に復活させることができたんです!
1. シープスキンコートの構造解析
皮革部分(スキン)と羊毛部分(ウール)が一体化した特殊構造。ここを理解しないと悲惨なことに……。
シープスキンコートは高級アイテムですが、実は自然素材でできています。羊の革と毛皮を使用しているため、適切な方法で扱えば、自宅でのケアも十分可能なんです。
私が最初に勘違いしたポイント:
- 表面は革だが、内側は羊毛(断面図で見るとハイブリッド構造)
- 1本の毛に3層のキューティクル(人間の髪よりデリケート)
- 天然油脂を含むため、洗剤選びが命運を分ける
▼洗浯前チェックリスト
- タグ確認(「水洗不可」表記がないか)
- 裏地の状態(剥がれがないか)
- ファスナーの錆
2. 絶対NGな3つの行為
実際に私がやらかした失敗談から:
【事例1】洗濯機で脱水
→羊毛が縮み「子供用サイズ」に変身(涙)
【事例2】浴室でシャワー直撃
→革部分が硬化し板金状態に
【事例3】ドライヤーで急乾燥
→毛先が焦げ茶色に変色
<やってはいけないこと>
- 40℃以上の温水使用
- 強い力での揉み洗い
- 日光直射での乾燥
※重要:漂白剤や強アルカリ性の洗剤は絶対に使わないでください!
3. 準備するものリスト(100円ショップ品多数)
■必須アイテム
- ベビーシャンプー(無添加)
- 洗面器(深型)
- 歯ブラシ(柔らか毛)
■100均で買える神器
- メッシュ洗濯ネット(Lサイズ)
- 除菌スプレー(アルコールフリー)
- ペット用ブラシ(剛毛タイプ)
✓ 我が家の節約術
赤ちゃん用シャンプーを流用(1回あたり10円節約)
4. 実践!7ステップ洗浄プロセス
まず、コートのポケットを全て空にします。私の失敗談ですが、一度ティッシュを入れたまま洗ってしまい、大変なことになりました(汗)。
次に、コートを軽くブラッシングして、表面の埃を落とします。特に襟周りや袖口は念入りにブラッシングすることをお勧めします。
STEP1:事前ブラッシング
毛流れに逆らわず優しく(1分)
STEP2:部分洗いテスト
内側の目立たない部分でパッチテスト
STEP3:洗浄液作成
30℃の水2L + シャンプー5ml
STEP4:押し洗い
洗濯ネットに入れ、押すように20回
STEP5:すすぎ
洗面器の水を3回入れ替え
STEP6:水分除去
バスタオルに包んで軽く圧迫
STEP7:乾燥
ハンガーに裏返し吊るし、扇風機で送風
洗浄時間の目安は合計45分!
5. 主夫が失敗した「毛玉パニック」事例
初めて洗った際、羊毛部分が大量の毛玉発生……しかしあるもので復活!
▼解決策
- カミソリ(新品)で毛流れに沿って剃る
- 毛玉取りブラシで整える
- リンス(水500ml+酢5ml)をスプレー
これで新品同様のフワフワ感が復活!
